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この記事ではWindowsでのFlutter 環境構築からデモアプリの起動まで解説します。
Windows11 でも問題なく環境構築できることを確認済みです。
SDKとはプログラム、API、サンプルコードなどをパッケージしたもです。
導入することでflutterコマンドなども使用可能になります。
①Flutter SDKのダウンロード
まずは公式サイトよりFlutter SDK のWindows版をダウンロードします。
ダウンロードファイルを任意のフォルダで解凍します。
例えば、Cドライブ直下にflutter というフォルダを作成し、その中で解凍しましょう。
②PATHを通す
解凍したFlutter SDKフォルダの配下にあるbinのパスを環境変数に設定します。
環境変数に設定することで端末でのflutterコマンドの実行が可能になります。
コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 > 環境変数でユーザ環境変数のPathに追加します。
これでFlutter SDKのインストールは完了です!
③flutter doctor を実行
端末を開き、「 flutter doctor」 を実行します。
※実行できない場合は②PATHを通すが完了しているか確認して下さい。
flutter doctor
これはFlutterの環境構築状況を確認するためのコマンドです。よく使うので覚えてしまいましょう。
下記のように表示されたと思います。✖️マーク、!マークの項目が未インストールものです。
※Xcodeの項目はiOS用なのでWindowsでは無いです。
Android Studio はアプリの実行に必要なAndroid エミュレータのセットアップと起動や、プロジェクトファイルを作成などが可能な統合開発環境(IDE)です。VS code からAndroid エミュレータを立ち上げるためにもインストール必須です。
①Android Studio のダウンロード
公式サイトよりAndroid Studio の利用規約を確認し、実行ファイルをダウンロードします。
規約の下部にAndroid Studio のバージョンを選ぶ箇所があります。
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしましょう。
セットアップ画面が開くので進めていきます。「Standard」を選択し、「Next」をクリックします。
※画像はiOSのセットアップ画面ですがWindowsでも同様です。
好みですが「Darcula」を選択すると見やすいです。「Next」をクリックします。
components のダウンロード画面になるのでダウンロードし、Finish。
「Install」をクリックすると、Android Studio のインストールが開始します。終了したら「Finish」をクリックします。
※旧バージョンのAndroid Studio を使用していた場合は、設定をインポートすることができます。
表示が出た場合は「Do not import settings」をチェックして「OK」をクリックします。
Android Studio を起動すると下記のように表示されると思います。インストールはこれで完了です!
②Flutterプラグインをインストール
Plugins タブからFlutter と検索しInstall します。このときDartも同時にinstall されます。
終わったらRestart IDE で再起動しましょう。
③Android toolchain のエラー対応
「flutter doctor」 を実行して環境構築の状況を確認しましょう。
まだ下記のようにAndroid toolchain の項目に!マークがついていると思います。
Doctor summary (to see all details, run flutter doctor -v): [!] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 29.0.3) ✗ Android license status unknown. Try re-installing or updating your Android SDK Manager. See https://developer.android.com/studio/#downloads or visit https://flutter.dev/setup/#android-setup for detailed instructions. ※他の項目は省略しています。
$ flutter doctor –android-licensesを実行すれば!マークは消えるはずですが、その前にSDK Manager、SDK Toolsタブで「Hide Obsolute Package」のチェックが外し、「Android SDK Command-line Tools」にチェックがついていることを確認して下さい。
「Android SDK Command-line Tools」のチェックを確認の上、下記コマンドを実行して下さい。
flutter doctor --android-licenses
これで「flutter doctor」 のandroid toolchain 項目がチェックされたと思います!
VisualStudio code ではAndroid Studio で作成したエミュレータの起動やプロジェクトファイルの作成が行えます。
Android Studio より軽量で起動が速く、プラグインも豊富なことから、自分含めて多くの開発者に使用されています。
インストールは必須ではありませんが、便利なのでAndroid Studioと気分で使い分けましょう。
①VisualStudio Code のダウンロード
公式サイトからVisualStudio code をダウンロードします。
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてセットアップを進めましょう。これでインストール完了です。
②Flutterプラグインをインストール
VisualStudio codeを起動して「Extensions」タブでFlutter と検索しインストールしましょう。このときDartもインストールされます。
VisualStudio codeのインストールは完了です!
Android エミュレータを例にデモアプリを起動します。
①Android Studio での起動
まずはプロジェクトフォルダを作成しましょう。例えば、Cドライブ配下で端末から下記コマンドを実行します。
「 flutter create 任意のフォルダ名」はFlutterのプロジェクトファイルを作成するコマンドです。
mkdir work //今後このフォルダ下にプロジェクトを作成していきます。 cd work mkdir flutterApp //ここが今回のプロジェクトフォルダです。 cd flutterApp flutter create first_app
Android Studio を起動しOpen からfirst_app を選択します。
Flutter/Dart のプラグインがインストールできているのに「Dart SDK is not configured」と表示される場合はSDKの設定ができていません。「Open Dart settings」をクリックします。
「Flutter」タブからFlutter SDK path にFlutter SDK のフォルダパスを設定します。
次にAndroid エミュレータの設定を行います。右上のアイコンからAVD Manager を開きましょう。
「Create Virtual Device」をクリック。
任意のハードを選択、「Next」をクリック。
任意のAPI (Pie以降を推奨) をダウンロードし選択、「Next」をクリック。
そのまま「Finish」をクリック。
元の画面に戻るので再生ボタンを押してデバイスを起動します。
下記のようにスマホ画面が起動できます。また、「Open Android Emulater:デバイス名」からも起動可能です。
デバイスが起動できても、下記のように表示された場合はプロジェクトSDKの設定が必要です。
「File」から「Prohect Structure」をクリック。
「Project」タブ、Project SDK で作成したデバイスを選択します。
flutter run を端末かAndroid Studio内のTerminalで実行してカウンターアプリが表示されれば起動成功です!
flutter run
※Android Studio内のTerminalは下記からアクセスできます。
②Visual Studio Code での起動
VS code でプロジェクトフォルダを開き、アンダーバーからDart言語を選択。デバイスを選択します。
端末かVS Code内のTerminal で「flutter run」を実行しAndroid Studio 同様に実行できれば成功です!
※VS Code内のTerminal は下記からアクセスできます。
以上です。
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