MENU

【徹底解説!】Flutter環境構築 Windows編

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

この記事ではWindowsでのFlutter 環境構築からデモアプリの起動まで解説します。

Windows11 でも問題なく環境構築できることを確認済みです。

目次

  • Flutter SDK のインストール
  • SDKとはプログラム、API、サンプルコードなどをパッケージしたもです。
    導入することでflutterコマンドなども使用可能になります。

    Flutter SDKのダウンロード

    まずは公式サイトよりFlutter SDK のWindows版をダウンロードします。

    ダウンロードファイルを任意のフォルダで解凍します。

    例えば、Cドライブ直下にflutter というフォルダを作成し、その中で解凍しましょう。

    PATHを通す

    解凍したFlutter SDKフォルダの配下にあるbinのパスを環境変数に設定します。

    環境変数に設定することで端末でのflutterコマンドの実行が可能になります。

    コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 > 環境変数でユーザ環境変数のPathに追加します。

    これでFlutter SDKのインストールは完了です!

    ③flutter doctor を実行

    端末を開き、「 flutter doctor」 を実行します。
    ※実行できない場合はPATHを通すが完了しているか確認して下さい。

    flutter doctor

    これはFlutterの環境構築状況を確認するためのコマンドです。よく使うので覚えてしまいましょう。

    下記のように表示されたと思います。✖️マーク、!マークの項目が未インストールものです。

    flutter doctor

    ※Xcodeの項目はiOS用なのでWindowsでは無いです。

  • Android Studio のインストール
  • Android Studio はアプリの実行に必要なAndroid エミュレータのセットアップと起動や、プロジェクトファイルを作成などが可能な統合開発環境(IDE)です。VS code からAndroid エミュレータを立ち上げるためにもインストール必須です。

    ①Android Studio のダウンロード

    公式サイトよりAndroid Studio の利用規約を確認し、実行ファイルをダウンロードします。

    規約の下部にAndroid Studio のバージョンを選ぶ箇所があります。

    ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしましょう。

    セットアップ画面が開くので進めていきます。「Standard」を選択し、「Next」をクリックします。

    ※画像はiOSのセットアップ画面ですがWindowsでも同様です。

    AndroidStudio-install-type

    好みですが「Darcula」を選択すると見やすいです。「Next」をクリックします。

    AndroidStudio-UI-theme

    components のダウンロード画面になるのでダウンロードし、Finish。

    androidstudio-component

    「Install」をクリックすると、Android Studio のインストールが開始します。終了したら「Finish」をクリックします。

    androidstudio-verify-setting

    ※旧バージョンのAndroid Studio を使用していた場合は、設定をインポートすることができます。
     表示が出た場合は「Do not import settings」をチェックして「OK」をクリックします。

    Android Studio を起動すると下記のように表示されると思います。インストールはこれで完了です!

    AndroidStudio-install welcome

    ②Flutterプラグインをインストール

    Plugins タブからFlutter と検索しInstall します。このときDartも同時にinstall されます。

    終わったらRestart IDE で再起動しましょう。

    AndroidStudio-plugin-flutter

    ③Android toolchain のエラー対応

    「flutter doctor」 を実行して環境構築の状況を確認しましょう。

    まだ下記のようにAndroid toolchain の項目に!マークがついていると思います。

    Doctor summary (to see all details, run flutter doctor -v):
    
    [!] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 29.0.3)
        ✗ Android license status unknown.
          Try re-installing or updating your Android SDK Manager.
          See https://developer.android.com/studio/#downloads or visit https://flutter.dev/setup/#android-setup for detailed instructions.
    
    ※他の項目は省略しています。

    $ flutter doctor –android-licensesを実行すれば!マークは消えるはずですが、その前にSDK Manager、SDK Toolsタブで「Hide Obsolute Package」のチェックが外し、「Android SDK Command-line Tools」にチェックがついていることを確認して下さい。

    flutter-SDK-command-line-tools

    「Android SDK Command-line Tools」のチェックを確認の上、下記コマンドを実行して下さい。

    flutter doctor --android-licenses

    これで「flutter doctor」 のandroid toolchain 項目がチェックされたと思います!

  • Visual Studio code のインストール
  • VisualStudio code ではAndroid Studio で作成したエミュレータの起動やプロジェクトファイルの作成が行えます。
    Android Studio より軽量で起動が速く、プラグインも豊富なことから、自分含めて多くの開発者に使用されています。
    インストールは必須ではありませんが、便利なのでAndroid Studioと気分で使い分けましょう。

    ①VisualStudio Code のダウンロード

    公式サイトからVisualStudio code をダウンロードします。

    ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてセットアップを進めましょう。これでインストール完了です。

    ②Flutterプラグインをインストール

    VisualStudio codeを起動して「Extensions」タブでFlutter と検索しインストールしましょう。このときDartもインストールされます。

    visualstudiocode-plugin-flutter

    VisualStudio codeのインストールは完了です!

  • デモアプリの起動
  • Android エミュレータを例にデモアプリを起動します。

    ①Android Studio での起動

    まずはプロジェクトフォルダを作成しましょう。例えば、Cドライブ配下で端末から下記コマンドを実行します。

    「 flutter create 任意のフォルダ名」はFlutterのプロジェクトファイルを作成するコマンドです。

    mkdir work  //今後このフォルダ下にプロジェクトを作成していきます。
    cd work
    mkdir flutterApp //ここが今回のプロジェクトフォルダです。
    cd flutterApp
    flutter create first_app

    Android Studio を起動しOpen からfirst_app を選択します。

    androidstudio-open

    Flutter/Dart のプラグインがインストールできているのに「Dart SDK is not configured」と表示される場合はSDKの設定ができていません。「Open Dart settings」をクリックします。

    androidstudio-dart-SDK-setting

    「Flutter」タブからFlutter SDK path にFlutter SDK のフォルダパスを設定します。

    androidstudio-dart-SDK-set

    次にAndroid エミュレータの設定を行います。右上のアイコンからAVD Manager を開きましょう。

    androidstudio-AVD-manager

    「Create Virtual Device」をクリック。

    androidstudio-virtual-device

    任意のハードを選択、「Next」をクリック。

    androidstudio-hardware

    任意のAPI (Pie以降を推奨) をダウンロードし選択、「Next」をクリック。

    androidstudio-api

    そのまま「Finish」をクリック。

    androidstudio-device-finish

    元の画面に戻るので再生ボタンを押してデバイスを起動します。

    androidstudio-device-set

    下記のようにスマホ画面が起動できます。また、「Open Android Emulater:デバイス名」からも起動可能です。

    andoridstudio-device

    デバイスが起動できても、下記のように表示された場合はプロジェクトSDKの設定が必要です。

    androidstudio-AVDmanager

    「File」から「Prohect Structure」をクリック。

    androidstudio-project-structure

    「Project」タブ、Project SDK で作成したデバイスを選択します。

    androidstudio-projectSDK-set

    flutter run を端末かAndroid Studio内のTerminalで実行してカウンターアプリが表示されれば起動成功です!

    flutter run
    androidstudio-resume

    ※Android Studio内のTerminalは下記からアクセスできます。

    ②Visual Studio Code での起動

    VS code でプロジェクトフォルダを開き、アンダーバーからDart言語を選択。デバイスを選択します。

    VScode-resume

    端末かVS Code内のTerminal で「flutter run」を実行しAndroid Studio 同様に実行できれば成功です!

    ※VS Code内のTerminal は下記からアクセスできます。

    以上です。

    カテゴリー

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメントする

    目次